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アクタージュ連載中止とスクショ、そこから得たお話。

アクタージュが連載中止になった。

現在週刊少年ジャンプで連載されている人気漫画『アクタージュ act-age』が、原作者が逮捕されたことにより連載中止が決定された。ジャンぷらしからぬ、芝居をテーマにした漫画で、声優のお仕事をしたり舞台に立ったりなどしてきた身としては毎回ワクワクしながら読んでいました。

 

が、これにともない現在12巻まで出ている単行本で発刊は終了。


フリマアプリなどではすでに高めの値段設定でプレミアっぽく売られ始めているとか。

 

発売予定だった13巻は幻と消え、おそらく過去の例からいって、この記事を更新して一ヶ月以内には単行本の回収も始まるでしょう。しかし現在電子書籍の扱いについてはまだ何も発表されていません。

まずい。

非常にまずい。

僕は電子書籍で全巻集めていたんだ。

 

 

小難しい話は抜きにして、電子書籍と紙媒体の一番の違いは何かと聞かれたら、それは『読む権利』を買っていると言う部分に尽きる。

ざっくり言うと今回みたいに連載中止などで配信停止となった場合、お金払って紙の書籍を買った人は現物が残るけど、もし配信停止で読む権利を没収されようものなら、二度と対象の漫画を読めなくなってしまうのです。

過去に電子書籍サービスが終了された時、大抵の会社はポイントによる返金対応を行なった。

これはつまり『こっちの都合で読めなくなっちゃってごめんね。あくまで読む権利をサービスやってる間提供しているだけだけど申し訳ないからポイントで返すね』といったところだ。

しかし、そんなことをされても作品は手元に返ってこない。

ポイントでまた新しい作品と出逢えばいいじゃんと思うかもしれないけれど、恋人へのプレゼント代を商品券で返されて「悪いけど別れてもらうね。これでまた新しい恋人にプレゼントしなよ」と言われても腑に落ちないのである(極論)

と・いうわけで。

全巻画像として保存することに決定。

購入した電子書籍を個人でスクリーンショットで保存し楽しむことは今のところ合法だ。

せっかくの iMac 27インチ。(画面が大きい)

せっかくの retinaディスプレイ。(画面が綺麗)

スクショしないなんてもったいない。使えるものは使わないと読めなくなる可能性だってあるのだ。

しかしここで問題がある。

スクリーンショット。

通称スクショ。


スマホでやったことある人もいるだろう。

ボタンを押して、表示されている画面を画像として保存するこのスクショだが、漫画は一冊何ページあると思っているんだと。

今回の場合一冊は大体200ページだった。

つまり12巻全てをスクショするなら2400ページとなる。

……え、2400回もポチポチすんの? 普通に嫌なんだけど、めんどくさい。

作品が読めなくなる危機感を持ち前のサボりたがり精神が若干上回っていたので一瞬心が折れかけた。

どうしよう。

何か手はないか。

自分の中に答えがなかったら人に聞けばいい。

というわけですぐにグーグルを開いていい方法はないか調べた。


あった。


『自動化』だ。


自動化。

なんて響きのいい言葉だろうか。

調べなければ最悪覚悟を決めて1日かけて2400回ポチポチとスクショを撮っていたに違いない。

早速、知識のある人からしたら簡単にプログラミングされた(らしい)スクリプトとやらを言われるがままにアプリで起動させた。

一瞬とはいかなかったが、あっという間に12巻全てのページをスクショすることができた。

プログラムが画面全体をスクショするものだったので全ての画像をサイズ指定して一括変換。余分なところをトリミング。

できた。

配信停止にはならないかもしれないし、販売停止なだけで購入済みの人は電子書籍サービス終了のその日まで読めるかもしれない。だけど万が一のことを考えて、早めに行動し、なんとか作品を守ることができました。

今回学んだ教訓。

調べることはとても大事。

調べることで自動化を知れたし、自動化のおかげで待っている時間を有効に使えた。結果的に心が折れずに大量のスクショを終えることができたので、作品を失わずに済んだ。

原作者の行為は決して許されるものではないけれど、個人的には、生み出された作品自体に罪はないと考えています。嘆いて文句を言っていつの間にか読めなくなってしまうのではなく、打ち切りのせいで続きは一生読めなくなったけど、行動に移してなるべくその怪我を少なくしようとするのは大切だなと感じました。

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