話し方はとても大切。
なのに義務教育では教えてもらえません。
第一印象でもっとしっかりした印象を与えたい人、どこか頼りなく見られてしまう人。意識しやすい簡単なポイントと訓練方法をご紹介するのでぜひ最後まで読んでみてください。
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こんにちは、ボイストレーナーの入来院真嗣です。
舞台芝居やCMナレーションをはじめとする俳優・声優の表現活動経験をもとに、現在は面接対策やスキルアップを図りたい人に向けて話し方のレッスンも行なっています。
今回のテーマは眼力です。
どんないいことがありますか?
早速見ていきましょう。
人は出会ってすぐに判断される
初対面の印象がとても大事だというのは、誰だってふんわりとイメージできると思います。
実際、アメリカの心理学者ティモシー・ウイルソンによれば私たちは一秒間に一万四千もの要素を情報として受け取り、その中から経験によって幾つかの情報を選択、判断していると報告しています。
そして別の人の実験により、人は大体出会って2秒で相手の印象を決めていると結論づけられました。
目は口程にものを言う
このことわざを聞いたことがありますか?
あ、じゃあ大丈夫です(
それでは質問を変えます。
気になりますよね。
顔の筋肉(表情筋)はどれも大切ですが、目の印象はそれくらい大切なのです。
口が笑っているのに目が怒っていたら、ほとんどの人は相手が怒っているんじゃないかって思います。
印象を変えたいなら、まずは目を意識しましょう。
あるなら無くしたい ”適応動作”
名前は覚えなくて大丈夫です。
適応動作とは、その人がストレスを感じたりしたときに癖として現れる、無意識に何処かを触ったり動かしたりする動作のこと。
今回は視線がテーマなので視線の話に限定するけど、緊張などでストレスを感じた時、視線を必要以上にキョロキョロ動かしてしまう人は相手に自信なく見えたり、話を聞いていないような印象を与えてしまいます。
あなたがしっかりした印象を与えたいのなら、最後に紹介する訓練を繰り返すことで可能な限りこれを行わないようにしましょう。
目の周りの筋肉(眼輪筋)の鍛え方
それでは練習方法の紹介です。
・目を大きく開いて5秒キープ
簡単ですね。
これを一日何度か繰り返してください。
ただ一点だけ、注意するポイントがあります。
おでこにシワを作って目を開かない
目を開くときにおでこにシワを作っている人は、本来働かせたい筋肉とは違う筋肉を使っています。
どうしてもおでこが動いてしまう人は、おでこに手を当て、まずはゆっくりでいいのでシワを作らないよう目を開く練習をしてみてください。
眼輪筋が衰えてしまうと目元がたるみ、老け顔、無表情、やる気がないなど様々なマイナスの印象を与えてしまいます。そうならないよう日頃から少しずつ筋肉を鍛えておくことが大切です。
できたら鏡を使おう
そして、練習するときは鏡を使いましょう。
メリットとして
・正しい筋肉の動かし方を意識できる
・鏡の自分の視線を逸らさないことで人と話すときの訓練になる
ことが挙げられます。
ここぞというときにしっかり視線をコントロールして会話できると、自分の印象を自分で作り上げることができますね。
また、一点を見つめ続ける訓練は集中力を高める効果もあります。
色んなことが気になって緊張しやすい人はぜひ訓練してみてください。
最後に
今の自分と理想の自分。
二つの立ち位置がはっきりすると、何を頑張ればいいかが見えてきます。
焦らずコツコツ一つ一つ取り組んでいきましょう。