あれもやりたいこれもやりたい。けれども時間がない。では、実際時間はどのくらい足りないのでしょうか?
体感ではなく実働時間を知る
人によって時間の使い方は様々です。実家暮らしで家事を分担している人と一人暮らしの人ではそもそも自由に使える時間が違います。また一人暮らしの人同士で比べてみても、家賃や光熱費といった支払わなければいけない固定費は違いますね。
お風呂が好きな人とそうでない人では入浴時間も違うでしょう。
睡眠時間、テレビ、読書、その他趣味に費やす時間も人それぞれです。
時間が足りない、という人はまずこれら時間の使い方の中で削れない時間を書き出してみましょう。長くても10分もあればすべて書き出せるでしょう。どんなに忙しいという人でも将来のための投資だと思えば決して捻出できない時間ではないと思います。
削れない時間の例
・睡眠時間
・仕事の時間
・服を着替えたり準備する時間
・食事の時間
・入浴時間
・移動時間
上記はあくまで例ですが、それぞれ24時間のうちどのくらい必要なのか、実際どれくらいかかってているかを書き出してみます。ここでは娯楽や趣味の時間はひとまず除外します。まずは生きていく上で確実に自分が削れない時間です。
残りの時間は自由時間
減らせない時間を書き出したら、あとはそれを24時間から引いてみてください。それがあなたの自由に使うことができる1日あたりの時間です。実際にかかっている時間から計算しているのでマイナスになる人はいないでしょう。と同時に、ぴったり24時間になったという人もいないと思います。
では、新しく始めようとしているものについて考えてみましょう。
それは1日あたりにどれくらいの時間が必要でしょうか?
運動であったり、楽器や歌の練習、物作り、ライフログ、なんでもいいです。まずは一度、それがどのくらいの時間を必要とするのかを知りましょう。気乗りしない新しい習慣ほど実際にかかる時間が必要です。
例えば一人暮らしで食後の皿洗いがめんどくさいなぁと放置する人は多いですが、この作業も実際計ってみると5分程度のものだったりします。残念ながら、時間がないという言葉を含め、何かしらを理由にある行為に手をつけていない人はただやりたくない理由を探しているだけのことが多いのです。
ここまで行動に移せたらあとは簡単です。
時間が余っている人は自分に新しい視点が生まれます。時間はある、と。ここから先は自分の使い方次第です。優先順位さえ間違えなければ必ず新しいことを始められるでしょう。
現実的に本当にできないのか?
実際にかかる時間を書き出してみてもどうしても不可能だった人。その方は時間の見直しが必要です。仕事、睡眠時間、炊事洗濯、それらの消費時間は適切でしょうか? なんとなくで時間を記録したり多めに見積もっていないでしょうか? 自由時間のうち消費しているものの優先順位は適切でしょうか?
時には自由時間で行なっている何かを諦めなければいけないこともでてくるでしょう。
時間が有限な以上仕方のないことです。新しく始めようとしていることと今消費している時間、どちらが大切かを考え、より大切な時間を選んでください。その時点で、それは忙しさのせいではなく、あなたのなかの優先順位の問題です。
決して優先順位を間違えず、後悔のない選択をしてください