……大きさ?
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こんにちは、入来院真嗣です。
普段はプロの歌手や役者、ボーカルの専門学校生などを相手にレッスンを行なっています。
今回は自分の望んだ人生を手に入れる人達がこっそり意識していた共通点についてお話しします。
・意識すれば情報のアンテナが張られる
・失敗も成功も “過程” と “結果” に注目しよう
大きな目標を設定する
あります。
まず最初に知っておいて欲しいこと。
それは『人生は自分で決めた枠以上には豊かにならない』ということ。
生まれによって違いはあるけれど、何かしらの強い理由がない限り望んで貧乏生活をしている人はいません。
ほとんどの人がお金持ちになりたいけどうまくいかなかったり、適当に生きていたら今の生活だったり。
では何が違うのか。
『枠の大きさ』です。
例えから考える “枠”
例えば常識の “枠”。
あなたは何か分からないことがあった時、誰かにすぐ質問しますか?
はい。
実はこれ、人によります。
あなたは何か分からないことがあった時、誰かにすぐ質問しますか?
言われてみるとそういう人いるわー、という感じになるかもしれません。
他にも、話し方のレッスンで、お題の例文を「自分の中の一番大きい声と小さい声を混ぜて読んでください」
とだけいうと、“A・日常会話レベルの声の大きさの中で組み立てる人” と、“B・文章の聞こえ方は関係なく、叫ぶような大声と囁くような小声を使い分ける人” がいます。
これが無意識に縛られているそれぞれの “枠” です。
“枠” は気づきにくい
そしてこの枠。
無意識かつ自分の中では ”当たり前” なので、こういうきっかけで誰かに指摘されたりでもしない限り普段自分がどういう枠を設定しているかなかなか気づけません。
枠は思考の数だけ無限にあります。そしてひっそりと、あなたの人生・価値観に大きな影響を与えているのです。
どの枠がどれくらい影響するかまでは個人の習慣にもよりますし、ここで全てを明らかにすることは不可能です。
ただ、『そういうものだ』と枠を決めた瞬間からそれはあなたの人生に根を張り続けます。
だから目標は大き方がいいのです。
もちろんすぐにたどりつく必要はありません。辿り着けなくても構いません。
大きな目標を設定して、一つ一つ小さく確実に成長していきましょう。
目標を設定・意識すると “引き寄せ” が始まる
そだね。
しかしこれはスピリチュアルの話ではなく、人の “認識” のお話です。
脳は情報を認識した瞬間からそれに関するさらなる情報を得るため働き出す、簡単にいうと『アンテナを張る』のです。
新しいスマホが欲しいと思うと、人のスマホに目がいきやすくなります。ネットで性能やデザインを比べてみたり、欲しいスマホが絞れたら他人の評価・レビューを読んでみたりします。
これらは意識しない限り始まらない行動です。
興味関心が湧く。
つまり意識するから人は自分なりにアンテナを張り始めます。
それに関する情報を得やすい意識を作る意味でも、目標は一度声に出しましょう。
肯定文で宣言しよう
声に?
人に知られるのが恥ずかしいなら自分一人で、声に出すのが恥ずかしいなら心の声でも大丈夫です。
これは単に宣言することで “意識しましたよ”、というスイッチをいれる儀式みたいなものです。‥…儀式とかいうとまた胡散臭くなりがちだけど。
ちなみに実際に声に出す方が発声に関する筋肉も使って宣言することになるのでより強く意識されやすいというだけで、心の中で声を出すだけでもある程度効果はあります。
例えば有名な話ですが、次の文章を心の中で読んでその通りにしてみてください。
『ピンクの象を絶対に想像しないでください』
どうですか?
はい。
一度意識してしまうと一瞬ですね。
心の中で読むだけで、否定文だろうがなんだろうが止まりません。あっという間に引き寄せられてしまいます。否定文かどうかは関係ないのです。
なので大切なのは、
『自分の設定した目標を肯定文で宣言する』こと。
もしくは、
『設定した目標への辿りつき方を肯定文で宣言すること』です。
宣言すると意識が働き、一定期間情報に対するアンテナが張られ情報を得やすくなります。
定期的に宣言しましょう。
気をつけて欲しいのは、宣言すると情報を得やすくなるというだけなので、宣言したことで満足してしまわないように。
どうしたら目標を達成できるの?
最後に、それを踏まえて成功している人はどうしているかというお話です。
成功する人、成功に近づいていく人は今できることに集中し、失敗を単なる情報として受け取ります。
よくある感情のコントロールに似ているかもしれません。
『誰かに怒られた時、怒る怒らないは相手の問題、悲しむかどうかはあなたの問題。あなたは悲しまないという選択もできる』というやつです。
成功している人ほど、失敗を単に “失敗した” という “結果” として受け止め、こうしたから失敗したとか、失敗の原因が分からなくてもこうじゃないかと試行錯誤して “違う結果” を出そうと努力します。
例えばダイエット。
せっかく痩せたのにリバウンドしてしまったらどうでしょう。
失敗する人、うまくいかない人は傾向として “ダイエットに失敗してしまった” という部分ばかり気にして落ち込んだり、時には自分を責めたり、ダイエット法が悪かったと責め立てたりし始めます。
成功する人は、リバウンドしたのは何かしらの行動の結果で、それに気をつけることができれば大丈夫と考え、次はこうしてみようとか、原因にあたりをつけ、代わりに何かをしようと次のアクションを起こします。
最後に
できないかも、失敗するかもと思った瞬間に実力は半減します。
失敗する人は ”失敗” そのものに意識が向いていて、結果的に体が緊張したり、失敗という結果にアンテナが張られてしまい失敗しやすくなるからです。
大きな目標を設定して、
それをこっそり宣言して成功のためのアンテナを張り、
失敗しても単に結果として受け止め改善していきましょう。
やれば何かが変わります!