こんにちは、ボイストレーナーの入来院真嗣です。
先日うちの猫がこんなツイートをしました(
先生はたまに、私(僕)プロになれますか?って質問されるらしいんだけど、これって変だよね?
— ボイトレにゃんこ (@contro_re) June 28, 2020
なれませんっていったら諦めつくのかな?
なれますって言ったら何か変わるのかな?
聞いてくるような人が、聞いてきた時点でプロレベルだったことは一度もないってさ。不思議だね!#猫 #ボイトレ
口には出さずとも、夢を追いかけている人は誰だって一度は考えます。
基本的には、話を聞いていくとだいたい以下の3つの中のどれかに当てはまる人が多いです。
・自信があるから後押しが欲しい
・自信がないからフォローをして欲しい
・自信がないから他人に言われることで諦める理由にしたい
共通するのは『客観性の不足』です
誰かに尋ねたことはなくても自問自答したことのある人はたくさんいるでしょう。そんな人はぜひ読んでみてください。
自分の価値を知りたかったら商品に置き換えてみよう
その中にはあるものが入っていて、あなたはそれを売らなければいけません。まずどうしますか?
ふわっとした質問ですね。
自分が何を持っているのかも書いていません。
ということはまず箱の中に何が入っているか、自分が売らなければならない商品は何か確認することが必要です。当たり前ですが「商品のことを知らなければ売れない」ですね。
どういった商品で、
誰を対象にしていて、
どんな良い面があって、
どんな悪い面があるのか、
ライバルはいるのか、
最低限これくらいは知る必要があります。
特に良い面、メリットは一番大切です。
その商品を手にすることでどんな良いことがあるのか、ここは自分なりにしっかりと考える必要があります。
もちろん実際はあなたが何かを売るのではなく、あなた自身が商品です。あなたがあなたを売らなければいけません。
悪い面ばかりアピールして売れますか?
最初の質問をするような人と話していくと、ほとんどの人が悪い面の売り込みばかりをしてきます。
もちろん、なれるなれないを聞いている会話じゃないことはわかります。不安からくる相談であることがほとんどです。(ごく稀にマジで聞いてくる人もいる)
だけど、だからこそ、冷静になって自分の発言がどういう風に受け取られかねないか考えてみて欲しいんです。
商品に置き換えてみましょう。
簡単ですね。
この記事を読んでいるあなたに質問します。
……売れると思いますか?
大切なのは改善とアピールポイント
売れないですよね。
少なくともそのままではどれだけ待っても売れないでしょう。
じゃあどうするのか。
商品の弱点が分かっているならどれだけ改善するか、隠すか、上手いこと長所のように印象付けられるかが大切になってきます。
・改善
一番王道の努力です。
商品を売ろうとする上で最低限クリアしていた方がいい基準を満たすまで努力すること。達成すれば自信を持って売り込むことができるでしょう。
・隠す
長所で補うともいいます。
致命的に足を引っ張るほどの問題でなければ、アピールポイント(長所)を積極的に売り込んでいくことで良い方向に話が進む場合もあります。また、多少の問題であれば個性・クセという言葉で片付けることもできます
安いノートパソコンの宣伝などよくこのパターンを見かけますね。
バッテリーの持ちと画面の大きさ、値段を強調していると思ったらよくよく見るとメモリが古くて少なかったり。これも戦略です。
・印象を変える
大したことないものをさも凄いことのように見せかけるという手法です。うまくいったらリターンは大きいですが、当然リスクもあります。
わかりやすい例は栄養価の表記です。
レタス1個分の食物繊維!
こんな言葉と一緒に新鮮なレタスの画像がセットになっている広告を見かけます。
しかしレタスはそもそも食物繊維が多い野菜ではありません。レタス1玉とだいたい同じ量の食物繊維をキウイフルーツ1個で補えてしまいます。
フレッシュな野菜の画像、
レタス1個分という量の多さ。
そんなイメージが先行し、レタス1個分の食物繊維と言われるとすごく頑張って食べなければ摂取できない印象を与えることができるため利用されているのです。
自分のもてる引き出しの見せ方を考えるという意味では大変参考になる例ですね。
自分という商品を売ってみよう
さて、それでは自分を商品に例えたとき、あなたが売れるためには何が必要でしょうか。
相手が思わず遠慮したくなるような悪い部分はありませんか?
相手が思わず買いたくなるようなセールスポイントはありませんか?
また、今できる範囲で何をどう売り込めば買い手がつくでしょう。
一つ一つ考えて、挑戦してみてください。
大切なのは自分を知って努力すること。
あなたの夢が叶う日が来ますように!